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概要 外道 一(みやこ)+ミステリアスパートナー(ヌガー) 「第3回エクストリーム陣取り世界選手権オープン部門 個人戦2位」の実績を持つ外道 一がパートナーとして選んだのは、ローブに身を包んだ謎の男、ミステリアスパートナー。 裾から覗く刺青のような模様は「イスカリオテの聖痕」と呼ばれ、国際魔人刑務所<インペルダウン>で終身刑以上の刑を科せられた囚人に施されるものである。 「塾講師」という仮面を脱ぎ、外道 一は悪魔のファイトを魅せる。 エピソード 「これより一回戦の組み合わせを決定する」 委員長の号令と共に、トーナメントマウンテンの壁面に無数の扉が出現した。 「このミラクル・ドアーは2人の魔人の力を合わせなければいかなるパワーを持ってしても開くことは不可能。 そしてそれぞれの扉の先は1回戦の会場に通じておる。準備のできたチームから好きな扉を選んで入りたまえ」 「面白い趣向だ、乗ったぜ」 「折角だから俺はこの赤の扉を選ぶぜ」 扉に浮き出た2つの手形にタッグチームがそれぞれの右手を添えると、 ガガガという音と共に扉は回転して二人を招き入れた。 飛び入りチームたちもそれぞれなんとかパートナーとなる魔人を見つけ出して、一足遅れて入山に成功した。 しかし、そのなかで外道一だけは落ち着き払ってその場を動こうとしなかった。 腕時計に目をやる委員長 「後一分以内に入山しなければ棄権とみなし失格とする」 それでも外道の表情は変わらない。 10秒…20秒…30秒… 外道の耳がピクリと動いた。 「来ましたね」 「トタァーー!!」 叫び声と共に、どこからともなくローブを纏った大柄な影が飛び出し、外道の前に現れた。 「俺を呼んだのは貴様だな」 「そう。だが、話は中でだ」 外道が眼で扉を示すと、ローブの男は扉に向かって両手を突き出し、たった一人で扉を回しはじめた。 「バ、バカな…貴様、何者だ」 慌てて尋ねる委員長に、男は振り向きざま吐き捨てるように答えた。 「名は既に無い」 野獣のような眼光に射すくめられた委員長に、外道は初めて柔和な表情を浮かべて言い添えた 「だ、そうです。彼の登録名はミステリアスパートナーとでもしておいてください」
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蒼穹の精霊エクステリア R 光文明 (5) クリーチャー:エンジェル・コマンド 6500 ■W・ブレイカー ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、山札の上から3枚を裏向きのままシールドに加える。 ■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、自分のシールドを3枚選び墓地に置く。 作者:紅鬼 企画 【企画】ガチンコ勝負!オリジナルカードコンテスト(コマンド部門) 評価 名前 コメント
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日時 2012年5月11日(金) 場所 横浜駅近郊のとある居酒屋 参加人数 9人 課題書 「アイアン・ハウス」ジョン・ハート/東野さやか訳 ハヤカワポケットミステリ、ハヤカワミステリ文庫(上下巻) レポート +クリックで表示 読書会参加者のレポートを紹介します。未読の方はご注意ください。 ・岡本のレポート +クリックで表示 まず最初に「スピンオフ読書会とは何か」ということを書かねばなりますまい。 横浜翻訳ミステリー読書会では、翻訳ミステリー大賞シンジケートのサイト上で大々的に告知する読書会を「本会」、それ以外のイベントを「番外編」と位置付けています。 その番外編イベントのひとつとして、食事をしながらのんびり本について語り合う場として開催しているのが「スピンオフ読書会」です。 脱線に次ぐ脱線も多いですが、本会とはまた違う愉しみがあります。 さて、そんな記念すべき(?)最初のスピンオフ読書会。事の発端は読書会メンバーで集まった飲み会でした。 尽きることのない(そしてゴールがない)翻訳ミステリ談義の中で、突如ある1冊の本の名前が挙がりました。 それこそがジョン・ハートの新刊『アイアン・ハウス』だったのです。 『アイアン・ハウス』をめぐる異様な熱気を孕んだ会話が進むうちに「よし、だったら読書会をやってみようじゃないか!」ということになり、あれよあれよという間に読書会開催の運びとなりました。 参加者はメーリングリストで募集。 「お酒の席での話だったから、みなさん参加してくれるかしら……」という言いだしっぺの私の不安をよそに、9人もの方が参加を表明してくださいました。 しかも開催に先立ち、世話人の片山さんから「訳者の東野さやかさんが質問を受け付けてくれますよ」という大変嬉しいお話が! 開催に間に合うように、気になる点を東野さんにバッチリ答えていただきました。 東野さん、片山さん、この場を借りてお礼申し上げます。 そして迎えた当日。 会場の居酒屋で案内されたのは、なんと円卓の個室。それぞれの距離も近く、読書会には最適な空間です。 さらに、メンバーのDさんが参加者全員分の名札を作ってきてくださいました。 参加者はお互いに顔を合わせるのが数回目。初対面の方もいらっしゃったので、名札があると非常に助かります。 まず『アイアン・ハウス』のあらすじを(Amazon.co.jpより)。 凄腕の殺し屋マイケルは、ガールフレンドのエレナの妊娠を機に、組織を抜けようと誓った。 育ての親であるボスの了承は得たが、その手下のギャングたちは足抜けする彼への殺意を隠さない。ボスの死期は近く、その影響力は消えつつあったのだ。 エレナの周辺に刺客が迫り、さらには、かつて孤児院で共に育ち、その後生き別れとなっていた弟ジュリアンまでが敵のターゲットに! マイケルは技量の限りを尽くし、愛する者を守ろうと奮闘する―ミステリ界の新帝王がかつてないスケールで繰り広げる、緊迫のスリラー。 乾杯を終え、順に自己紹介を兼ねて簡単な感想を発表していきました。 それぞれのお話を伺うと『アイアン・ハウス』で初めてジョン・ハート作品に触れたという方が多く、長編4作全てを読了した方はいらっしゃいませんでした。 かくいう私もその1人で、読書会に向けて『川は静かに流れ』と課題書を急いで読んできた程度。 また、当日はポケミス派と文庫派に分かれていたので「○ページの○行目の……」という指定に難儀しました。 さて結論から書きますと、非常に厳しい感想が目立ちました。 ――ご都合主義感は否めない。結末にも納得いかない。 ――冒頭から途中まではとても面白かったんだけどなぁ……。 さらにキャラクターについて。 ――主人公マイケルのうじうじした感じには好感が持てない。 ――弟ジュリアンの影が薄い。お前は何やってたんだ! ――エレナたん可哀想。拷問シーンは読んでいて辛かった……。 こ、肯定的な感想が出ない! エドガー賞長編賞を2度受賞、日本の年末ミステリーランキングの常連でもあるジョン・ハートの作品だっただけに、これは意外でした。 続いて著者であるジョン・ハートについてはこんな感想が。 ――ジョン・ハートの作品にしては、アクションシーンが多い。銃撃バンバン、火薬ドッカン。もしや映画化を意識したのかな? ――ジョン・ハート作品では『ラスト・チャイルド』が面白いと思う。『川は静かに流れ』もなかなか良かったよ。 ――でも、次回作が出たら読んじゃうんだろうな。次でジョンハートの評価が決まる! などなど。他にも数え切れないほどの侃侃諤諤な議論が巻き起こりましたが、ここでは割愛させていただきます(笑)。 話はやがて、アメリカにおける保安官と警察官の違いや、州と郡の違いに関する興味深い考察にまで発展。 そんな『アイアン・ハウス』でしたが、読書会としてはかなり盛り上がったのではないかと思います。 議論が一段落したところで、次回の課題書の話題になりました。みなさんの意見を聞くと、 ――話題の新刊でやりたい。 ――これぞ名作! というような古典も取り上げたい。 という声が。「あれでやりたい」「これもいいよね」などとたくさんの作品名が飛び交う中、最終的にデイヴィッド・ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』に決定。 その後は4月半ばに行われた「翻訳ミステリー大賞コンベンション」の話などの脱線もありつつ、制限時間の3時間いっぱいまで濃い時間を過ごすことができたと思います。 そんなこんなで無事に(と楽観視しているのは私だけ?)走り出したスピンオフ読書会。 本編開催の合間に、これからも定期的に続けていけたらと思います。 そして今思い返すと、ジョン・ハートと横浜読書会の長い付き合いは、この日から始まったのでした。 ・カエルさんのレポート その他の話題 読書会で上がった話題など。 +クリックで表示 「チームコナリー」結成さる。M・コナリー作品群をこれから読もうとする人たちのために「この順番でシリーズを読むべし!」という読書コースを紹介していただける予定です。 ジャック・カーリィのジェレミー&カーソンシリーズ。第4作『ブラッド・ブラザー』から読み始めた人がけっこういました。あまり支障はないようですが、できれば1作目『百番目の男』から読むのが理想的のようです。 「ほっこりできるミステリ」とは何だろう。やはりコージーミステリだろうか。 東野さやかさんへのQ A 読書会の開催にあたり、訳者の東野さやかさんに質問を受け付けていただきました。 以下、そのお返事です。 (2)の回答は結末について触れていますので、読了されていないかたはご注意ください。 東野さん、ありがとうございました。 +クリックで表示 このたびは拙訳『アイアン・ハウス』を課題に取りあげていただき、ありがとうございます。ハートさんの分もお礼申しあげます。 できることなら、読書会にお邪魔し、直接みなさまとお話ししたいところですが、ただいま6月に出る新刊の追い込みに入っておりまして(はい、お茶とケーキのアレです)、 なんとも微妙な時期ゆえ、残念ながら遠くから盛会をお祈りいたします。 というわけで(?)、いただいた質問にお答えします。 (1)『アイアン・ハウス』でお気に入りの登場人物は誰ですか? これはもう、ジェサップしかいません。なにもかも知っていながら、すべてを自分の胸におさめ、アビゲイルを守る姿にしびれます。 ものすごく有能で頭もきれるのに、シャイな一面を見せるところがたまりません。この小説にかぎらず、こういう、熱い思いを胸に秘めた一途な男性に弱くて、『ラスト・チャイルド』だったらハント刑事がツボでした。 (2)『アイアン・ハウス』の結末に関してはどう思われますか? 罪はつぐなわねばならない、法を超えた存在は許せないという頭のかたいわたしには、いまも納得がいきません。 マイケルにしろ、アビゲイルにしろ、そしてジュリアンにしろ、しあわせを求めるのはかまわない。 というか、ハートさんの小説なんだから、最後にわずかでも明るい光が見えていてほしいと思います。 でも、自分のおかした罪ときちんと向き合う場面がほしかった。 まあ、マイケルたちにとって都合の悪い人がみんな死んでしまうので、どうにもしようがないのかもしれませんが、そこにご都合主義的なところが感じられます。 (3)東野さんはジョン・ハートの作品をすべて翻訳されていますが、『アイアン・ハウス』は4作中でどのような位置づけだと思われますか? ハートさんらしさを残しながらも新境地を切りひらいたという点で評価できる作品だと思います。 これまでの静かな始まりから百八十度方針転換し、爆発シーンあり、派手な銃撃ありの冒頭には度肝を抜かれました。 組織犯罪や解離性障害などを盛り込みながら、うまく話をミスリードし、ストーリーテラーとして大きく成長したと感じます。 主人公もこれまでの線の細い繊細なタイプではなく、タフで冷静な犯罪者を選んでおり(これは成功しているとは思っていませんが)、これからどんなものを書いていくのだろうと期待させてくれます。 これが大きなターニングポイントになるのでは、と予想しています。 (4)ジョン・ハートの4作の中で東野さんが最も印象に残っているのはどの作品ですか? 理由と併せてお聞かせください。 ずばり『ラスト・チャイルド』です。 その前の『キングの死』や『川は静かに流れ』は、どちらも主人公がいじいじした感じで、いまひとつ好きになれなかったんです。 とくに『キング~』のアダムは後頭部をスリッパではたいてやりたくなるほど覇気がないし。 それに対し、『ラスト・チャイルド』はとにかく主人公の少年がいい。 けなげで一本気で、家族の苦労をひとりで背負って無理をしてしまうところに、ぎゅっと胸を締めつけられました。 妹の失踪をきっかけに壊れてしまった家族の描き方も秀逸です。 ニュースで幼い子どもが事件に巻きこまれると、犯人は誰なのかということよりも、このご家族はこの先どうなってしまうんだろう、 気持ちを強く持ってこの悲劇を乗り越えてほしいとついつい思ってしまうんですが、そういう癖のあるわたしにはぴったりでした。 事件のほうも、小児性愛者による連続殺人事件をうまくからめていて、それでいてちゃんと伏線も張ってあり、展開に無理がなく、とてもよかったと思います。 (5)ジョン・ハート作品の魅力、本国だけではなく日本でもたくさんの読者がいる理由はどこにあると思われますか? ウェットな体質の日本人に合うのでしょうか。ハートさんは事件をきっかけに壊れてしまった家族というのをテーマにしています。 それが再生の道を歩みはじめるきっかけとして、あらたな事件という要素を導入し、話を展開させていくタイプの作家です。 事件の動き以上に、家族の変化が細やかに描かれ、そこが日本人の共感を呼ぶのではないかと想像しています。 (6)東野さんのオールタイム・ベスト・翻訳ミステリと、最近のおすすめ作品がありましたら教えてください。 オールタイム・ベストですかあ……そんなむずかしい質問を。 1冊じゃないので反則かもですが、ジョージ・ペレケーノスのワシントン・サーガ(『俺たちの日』『愚か者の誇り』『明日への契り』『生への帰還』)でしょうか。 胸を熱くさせてくれる作家です。どうしても1冊ということならば、ロバート・クレイスの『モンキーズ・レインコート』をあげておきます。 ペレケーノスもクレイスも、本当に本当にいい作家なのに、日本での評価は低すぎます。 最近のお薦めということですが、まだ新刊をほとんど読んでいなくて……お恥ずかしい。 いまのところ、ソフィ・オクサネンの『粛清』がガツンときてます。 あと、ひさしぶりに読んだミネット・ウォルターズの『破壊者』もおもしろかった。いずれも、謎の解明よりは、登場人物について語るタイプの話です。 (6)今後、ミステリを訳される予定がありましたら、差支えのない範囲で教えてください。 ローラ・チャイルズのふたつのシリーズ(お茶と探偵&卵カフェ)は当分、訳す予定にが決まっています。 ウィリアム・ランデイのひさびさの新作も担当します。 (7)ローラ・チャイルズのお茶と探偵シリーズ待ってます! 楽しみにしてくださってありがとうございます。11作目となる『ミントの香りは危険がいっぱい』が6月10日に出ます。 わたしの提案(というより、苦しまぎれの捻出といったほうが近い)したタイトルが初めて採用されました。 現在は12作目を訳しています。 →スピンオフ読書会#2「卵をめぐる祖父の戦争」
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ミステリーサークル(OCG) 通常罠 自分フィールド上のモンスターを任意の枚数墓地に送って発動する。 墓地に送ったモンスターの合計レベルの「エーリアン」と名のついた モンスター1体を自分のデッキから選択して特殊召喚する。 特殊召喚に失敗した場合、自分は2000ポイントダメージを受ける。 エーリアン補助 リクルート 罠
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コーライト・ウィステリア=C Korite Wisteria Crysta 来歴:アバター・ログイン 年齢:27 電脳内性別:女 電脳内種族:魔族 マナコード:マジメ/青春/ビジネス 制作者:ラウニー イメージアイコン:平塚静(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。) イメージカラー:ウィステリア(#8689c3)、藤色(#afb4db) 「世界の危機なんて到底関わりの無い、誰かの日常を」 「守るとしようじゃないか」 ・概要 愛称は「コーラ」。 現実世界ではフリーランスの魔法使い。 ジャム・プレイス運営と交流があった関係で式典に参加していたが、ログアウト不能障害に巻き込まれる。 式典だけが目的であったため、アバターは現実世界のものをほぼトレース。 ログアウト不能障害後はレコード・レイドとしては活動せず、電脳政府やレコード・レイドの間で便利屋のようなことをしている。 具体的には、電脳政府で請け負い切れないような極々小さなトラブルを回収する、下請け魔法使い事務所のような活動だ。 総合掲示板『2.5ch』に「ウィステリア揉め事処理板」という名前の専用のスレを持っており、情報の海と化しているジャム・プレイスで小さな仕事を休むことなく行っている。 傾向として、外に出るようなクエストより、街の中のトラブルや調査のような仕事が多いようだ。 捌き切れない仕事のいくつかを、報酬を提示してレコード・レイドに依頼することがある。 ・コネクション 【情報】[情報収集]の判定に+1Dされる。 彼女の実力は非常に高く、いつも仕事の内容と合っていない。 ・動機 当人は急いで現実世界に戻る理由はないが、現状のジャム・プレイスの問題は早くに解決すべきだと思っている。 電脳政府やレコード・レイドが万全に活動できるよう、フォローすることが自分の役目だと考えているようだ。 ・関係キャラクター 名前 関係性 『三月の天気雨』マスター 「“彼女”とは馬が合ってね。酒飲み仲間さ」 武蔵 権三郎 「彼無くして今の電脳政府はあり得ない。一流のエンジニアとしていつもその情報を頼りにしているよ」 ティーン=ジャムプレイス 「情報扱う仕事をしてるけど、彼女には敵わないな。才に美貌に、天は二物を与えたもうってね」 ジェット 「息の仕方ってヤツを、キミは意識しているかい?」
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日時 2013年11月2日(土) 場所 横浜駅近郊の某所 参加人数 26人 課題書 「時の娘」ジョセフィン・テイ/小泉喜美子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 告知 翻訳ミステリー大賞シンジケートのHP内に掲載された告知ページです。 こちら(外部リンク) レポート +クリックで表示 読書会参加者のレポートを紹介します。未読の方はご注意ください。 ・Spenthさんのレポート ・カエルさんのレポート →第7回「シスターズ・ブラザーズ」 ←第5回「さむけ」
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メニュー トップページ 本編 番外編スピンオフ読書会21~40 1~20 ヨコミス その他イベント 読書会データベース リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 翻訳ミステリー読者賞 札幌読書会公式ブログ 福島読書会公式ブログ 関西読書会公式ブログ せんだい探偵小説お茶会 ここを編集 @%40yokomysrg からのツイート
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2011年11月13日作成 (自著13、共著1) 2011年11月18日 「日本文学翻訳60年書誌目録」を参照し、自著1点、収録書3点追加 (自著14、共著1、収録書3) 2014年7月9日 2012年以降に出た書籍3冊を追加 (自著17、共著1、収録書3) 2003年に『江戸川乱歩リファレンスブック3 江戸川乱歩著書目録』(監修:平井隆太郎、編集:中相作、発行:名張市立図書館)という書籍が刊行されている。2001年までに刊行された江戸川乱歩の著書の目録であり、翻訳されて海外で出版された書籍まで扱っているが、韓国語書籍は1点も扱われていない。 このページは、いつの日か行われるであろうその改訂の際の一助となるべく作成した。もっとも、このページの乱歩の著書のデータは基本的に韓国国立中央図書館の蔵書データをオンライン検索して得たものであり、私自身は以下の書籍の実物を所持していない。とはいえ、実際に調査を進めていく際の道標ぐらいにはなるのではないかと思っている。 なお、「江戸川乱歩著書目録」は編者の中相作氏がインターネット上で公開している。 名張人外境 > 江戸川乱歩著書目録 目次 1945年以前(1)乱歩の探偵小説が受け入れられる下地 (2)1930年代の乱歩人気 (3)金来成(キム・ネソン)の活躍 1945年~1960年代 (自著1、収録書2)(1)当時の日本文学翻訳事情 (2)乱歩作品の最初の韓国語訳 (3)乱歩作品の最初の単行本 1970年代 (自著5、共著1) 1980年代~20世紀末 (自著3、収録書1) 21世紀(『江戸川乱歩著書目録』刊行以降) (自著5) 2012年以降 (自著3) 乱歩による韓国ミステリ関連文献 参考にしたデータについて韓国国立中央図書館の蔵書データ 「日本文学翻訳60年書誌目録」(2008年) 1945年以前 (1)乱歩の探偵小説が受け入れられる下地 19世紀末から20世紀初頭にかけて、黒岩涙香の翻案小説は日本で人気を博していただけではなく、中国語や韓国語に翻訳されて東アジア各地で読まれていた。 韓国(朝鮮)では、1916年に黒岩涙香の『巌窟王』を再翻案したイ・サンヒョプ(李相協)『海王星』(韓国語作品)、1922年に黒岩涙香の『鉄仮面』を再翻案したミン・テウォン(閔泰瑗)『鉄仮面』(韓国語作品)が発表されている。 1920年代半ばからは、韓国の作家が韓国語で書いた創作探偵小説も次第に増え始めた。(韓国の(韓国語の)最初の創作探偵小説は1908年~1909年に書かれている) 詳細:韓国ミステリ史 第一章 第三節 (1)黒岩涙香の翻案小説を再翻案した韓国の翻案小説 (2)1930年代の乱歩人気 朝鮮では1930年代ごろから、『キング』や『少年倶楽部』が日本語のままで広く若者の間で読まれていた(日本語教育が徹底され、若者の日本語能力が格段に上がってきたのがこの時期)。つまり、乱歩の通俗長編や少年探偵団シリーズも当然読まれていたことになる。 1952年に金来成(キム・ネソン)が江戸川乱歩に送った手紙で、韓国の当時の推理小説事情を知ることができる。おそらく、金来成が韓国(朝鮮)に帰った1930年代後半~1940年代初頭のころの状況を説明したものだと思われる。 江戸川乱歩(1952)「欧亜二題」 次に現代の朝鮮探偵小説については、金君は左のように書いている。 「結局一般読者が探偵小説を認識しはじめたのは、欧米からではなく、日本から輸入されたものにあったと思います。それには欧米のものの翻訳と創作とを含みますが、ポー、ルブラン、ドイル、ガボリオなどをはじめ、江戸川乱歩、森下雨村、水谷準、大下宇陀児、横溝正史、小酒井不木等の諸氏の作品が入って来ました。中にもルパン(ルブランではないのです)と、江戸川乱歩(明智小五郎ではないのです)と、ホームズ(ドイルではないのです)が大いに受けました。昔の黒岩涙香を知っていたのは私一人であったかも知れません」。 この時期は、韓国の作家も小説は日本語で書くのが望ましいとされた時期であり、江戸川乱歩作品の韓国語への翻訳はなかったと思われる。(1920年代にはもしかしたらあったかもしれない) 詳細:韓国ミステリ史 第二章 第一節 戦前~戦後の読書事情 (3)金来成(キム・ネソン)の活躍 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)は韓国推理小説の始祖とされる人物。21歳から26歳まで日本に留学。早稲田大学法学部独法科在学中の1935年、探偵雑誌『ぷろふいる』に掲載された「楕円形の鏡」でデビューした。乱歩に私淑しており、乱歩邸を訪れたことも二、三度あった。乱歩によれば、金来成は「非常な感激屋で、情熱家で、文学青年であった」(「内外近事一束」『宝石』1952年9・10月号)という。 その後朝鮮に戻った金来成は、日本で発表した「探偵小説家の殺人」(1935)を翻訳改題した「仮想犯人」(1937)を皮切りに、ベストセラーとなった長編通俗探偵小説『魔人』(1939)や乱歩風の変格短編などを発表(朝鮮に戻って以降は、すべて作品は朝鮮語(韓国語)で発表している)。こうした作風の作品がすんなり受け入れられたのは、当時すでに乱歩が人気を博していたという下地があったからかもしれない。金来成が乱歩風の作品を韓国語で執筆し人気を得ていたというのは、韓国における乱歩の受容・波及の一種だと捉えることもできるだろう。 金来成は、乱歩が『少年倶楽部』に少年探偵団シリーズを連載していたのと同時期に、少年向けの探偵小説『白仮面』(1937-1938)、『黄金窟』(1937)などを発表している。また同時期に、『赤毛のレドメイン家』の翻訳や、ホームズ物、ルパン物の翻案を行った。朝鮮半島に探偵小説を広めるため、まさに韓国の乱歩と言っていいほどの八面六臂の活躍をしたのである。翻訳作品として『赤毛のレドメイン家』を選んだというのも、乱歩の影響を伺わせるものである。 詳細:金来成の生涯 詳細:金来成と江戸川乱歩の親交 金来成「霧魔」(1939)(拙訳) 1945年~1960年代 (自著1、収録書2) (1)当時の日本文学翻訳事情 終戦直後は、ほとんどの知識人が日本語を読めたためそもそも翻訳の必要がなかったということと、また反日感情もあり、日本の小説が翻訳されることはなかった。ただし、日本の探偵小説が翻案されることはあったそうで、もしかしたら乱歩作品が翻案されて読まれるということもあったかもしれない。ただ、これは調査はかなり困難だろう。 1952年、金来成(キム・ネソン)から乱歩の元に久々に手紙が届き、何度か書簡のやり取りをする。この時期、日本の本や雑誌は正規なルートでは入手できなかったが闇で入ってくることがあったそうで、金来成は戦後に創刊された推理雑誌『宝石』を韓国で読んでいたそうである。一部の人はやはりそのような手段で日本語のまま乱歩作品を読んでいたかもしれない。 1950年代にも日本の小説の翻訳が数点あったことが確認されているが、本格的に日本の小説が韓国語に翻訳されるようになったのは1960年からである。たとえば、夏目漱石や芥川龍之介、谷崎潤一郎、三島由紀夫の作品が戦後初めて韓国語に翻訳されたのは1960年のことである。推理作家では、同年に山田風太郎、多岐川恭、新章文子、下村明の短編が『日本傑作短篇選集』(朴喜水訳、文興社、1960年)の1巻と2巻に収録されている(※収録された作品が推理小説かどうかは分からない)。 1961年には松本清張の『点と線』と『ゼロの焦点』、仁木悦子の『猫は知っていた』が翻訳刊行されている。これらが韓国で出た最初の日本の推理小説の翻訳単行本である。 (「日本文学翻訳60年書誌目録」参照、ただし多岐川恭、新章文子、下村明の1960年の短編はリストから漏れている)。 詳細:韓国ミステリ史 第二章 第一節 戦前~戦後の読書事情 詳細:韓国ミステリ史 第二章 第二節 日本や欧米の作品の翻訳・翻案 (2)乱歩作品の最初の韓国語訳 「日本文学翻訳60年書誌目録」によれば、(戦前に翻訳があったかは分からないが)戦後最初に韓国語になった乱歩作品は短編「堀越捜査一課長殿」(1956)だった。1966年に韓国で出版された『日本代表作家 百人集』(全5巻)の第2巻に収録されている。 韓国語タイトル:「捜査第一課長 貴下」(権純萬 訳) 【2011年11月18日追加】『日本代表作家 百人集(일본대표작가 백인집)』第2巻、希望出版社(ソウル)、1966年 『日本代表作家百人集』(全5巻)はそのタイトル通り、日本を代表する100人の作家の短編を収録したものである。韓国国立中央図書館(サイト)の蔵書検索で目次を見ることができるが、それによると、乱歩作品が収録されている第2巻にはほかに谷崎潤一郎「お艶殺し」や佐藤春夫「女人焚死」、宇野浩二「屋根裏の法学士」などが収録されている。また全5巻のラインナップを見てみると、松本清張「一年半待て」、土屋隆夫「情事の背景」や、南條範夫、水上勉、多岐川恭、黒岩重吾、梶山季之、佐野洋らの作品が収録されている。 なお『日本代表作家百人集』(全5巻)とまったく同じ100短編を収録した『日本短篇文学全集』(全6巻)が1969年にソウルの新太陽社から出版されている。 韓国語タイトル:「捜査第一課長 貴下」(権純萬 訳) 【2011年11月18日追加】『日本短篇文學全集(일본단편문학전집)』第2巻、新太陽出版社(ソウル)、1969年 (3)乱歩作品の最初の単行本 「日本文学翻訳60年書誌目録」によれば、(戦前については分からないが)戦後最初に韓国で出版された乱歩の単行本は1968年の『괴도 스물이』である。直訳すると『怪盗 二十』となるので、おそらく『怪人二十面相』の翻訳だろう。少年探偵シリーズ(소년탐정시리이즈)1とされているが、2巻以降が刊行されたかについては分からない。 江戸川乱歩『怪人二十面相』(少年探偵シリーズ1、翻訳:ソン・ミン(손민)、出版:チャンウサ(장우사)、1968年) 【2011年11月18日追加】この書籍は韓国国立中央図書館のデータにない。 ところで、『괴도 스물이』(怪盗 二十)でネット上を検索してみると、1970年代初頭に刊行されていた韓国の漫画雑誌『漫画王国』に同題の漫画が掲載されていることが分かった。「こちらの写真」の12枚目の右ページから14枚目の左ページである。画像だとよく見えないが、冒頭の説明によると名義(原作者と作画者?)はイ・ホン(이헌)とチョ・ハンニ(조항리)となっているようだ。 1970年代 (自著5、共著1) まず、1974年に以下の2冊が刊行されている。 モーリス・ルブラン / 江戸川乱歩『世界推理文学全集 5 「怪盗紳士ルパン」 / 「陰獣」ほか』(河西出版社、1974年)1974年に刊行された《世界推理文学全集》全10巻(ラインナップ紹介)のうちの1冊。乱歩作品は「陰獣」のほか、「心理試験」、「屋根裏の散歩者」、「二銭銅貨」を収録 江戸川乱歩『心理試験』(李英朝訳、豊林出版社、1974年)「心理試験」 「D坂の殺人事件」 「二銭銅貨」 「屋根裏の散歩者」 「恐ろしき錯誤」 「人間椅子」 (完全犯罪の名手)=「赤い部屋」か? 「鏡地獄」 河西出版社の《世界推理文学全集》は最初の刊行から3年後の1977年に全20巻の新版(ラインナップ紹介)が出版されている。その際には、乱歩は単独で1冊を占めるようになっている。 江戸川乱歩『世界推理文学全集 7 「陰獣」 / 「孤島の鬼」』(河西出版社、1977年?)この本は韓国国立中央図書館のデータになく、収録作品の詳細は分からない。書影こちらで見られる → リンク (写真はクリックで拡大可能) 1977年から1978年にかけて、河西出版社からは軽装版のミステリ叢書《河西推理選書》(全36巻)(ラインナップ紹介)も刊行されている。こちらでは、全集に収録された『陰獣』と『孤島の鬼』がそれぞれ刊行されている。 江戸川乱歩『孤島の鬼』(河西推理選書9、河西出版社、1977年) 江戸川乱歩『陰獣』(河西推理選書18、河西出版社、1977年) 1970年代末の韓国では翻訳ミステリ叢書の創刊ブームが訪れ、《河西推理選書》以外にも以下のような叢書が出版されている。 《豊林名作推理小説シリーズ》 豊林出版社、1976年~1979年?、巻数不明(少なくとも23巻までは刊行されている) 《東西推理文庫》 東西文化社、1977年~1980年頃?、全128巻 《三中堂ミステリ名作》 三中堂、1978年~1981年、全40巻(ラインナップ紹介) このうち、《豊林名作推理小説シリーズ》で江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』が刊行されているが、おそらく前述の短編集『心理試験』のタイトルを変えて叢書に組み込んだものだろう。収録作品は同じだが収録順が変更になり、表題作の「屋根裏の散歩者」が巻頭に来ている。 江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』(豊林名作推理小説シリーズ14、李英朝訳、豊林出版社、1978年)「屋根裏の散歩者」 「心理試験」 「D坂の殺人事件」 「二銭銅貨」 「恐ろしき錯誤」 「人間椅子」 (完全犯罪の名手)=「赤い部屋」か? 「鏡地獄」 韓国国立中央図書館のデータで確認できる限りで、1970年代に刊行された乱歩の韓国語訳本は以上の6冊である(正確に言えば、6冊のうち『世界推理文学全集 7 「陰獣」 / 「孤島の鬼」』は蔵書データにはないが、これはネット上の写真などで存在を確認した)。 作者 タイトル(の日本語訳) 訳者 出版社 出版年 モーリス・ルブラン / 江戸川乱歩 『世界推理文学全集 5 「怪盗紳士ルパン」 / 「陰獣」ほか』 (乱歩作品の訳者はカン・ヨンジュン(姜龍俊)) 河西出版社 1974年 江戸川乱歩 『心理試験』 イ・ヨンジョ(李英朝) 豊林出版社 1974年 江戸川乱歩 『世界推理文学全集 7 「陰獣」 / 「孤島の鬼」』 ペク・キルソン(白吉善) 河西出版社 1977年 江戸川乱歩 『孤島の鬼』(河西推理選書9) ペク・キルソン(白吉善) 河西出版社 1977年 江戸川乱歩 『陰獣』(河西推理選書18) ペク・キルソン(白吉善) 河西出版社 1977年 江戸川乱歩 『屋根裏の散歩者』(豊林名作推理小説シリーズ14) イ・ヨンジョ(李英朝) 豊林出版社 1978年 1970年代末から1980年代にかけて、韓国で人気を博したのは日本の社会派推理小説だった。松本清張や森村誠一の作品は大量に翻訳されているが、乱歩のような作風は受けなかったのか、翻訳は1970年代に出た数冊だけで止まってしまう。乱歩の次の一般向け小説の翻訳本は2003年の『陰獣』であり、実に四半世紀もの間があくことになる。 (南富鎭(なん ぶじん)氏の調査によれば、松本清張の翻訳本は(単行本だけでなく短編が収録された本も1点と数えて)1960年代に11点、1970年代に23点、1980年代に33点、1990年代に11点、2000年以降で7点刊行されている) 詳細:韓国ミステリ史 第三章 第二節 (2)1970年代末の翻訳ミステリブーム 1980年代~20世紀末 (自著3、収録書1) 1980年代、韓国では少年少女向け推理小説叢書がいくつか出版されている。ここでは以下の2つに注目する。 ヘムン出版社《パンダ推理傑作シリーズ》(1983年に全25巻刊行、1986年~1988年にさらに25冊が追加され全50巻) クマ出版《世界推理・探偵傑作シリーズ》(1985年~1987年、全25巻) ※「クマ」は「熊」という意味ではない 実はこれは両方とも、1973年~1976年に日本で刊行されたあかね書房の《推理・探偵傑作シリーズ》(全25巻)の重訳であり、ラインナップが一致しているばかりかカバーデザインやイラストなども流用されていた。 あかね書房の《推理・探偵傑作シリーズ》(全25巻)のラインナップは「古書あやかしや」のサイトで確認できる → リンク先の真ん中あたり もう少し正確に言うと、《パンダ推理傑作シリーズ》の方は最初に刊行された25冊があかね書房の叢書とラインナップが一致している(刊行順は異なる)。そしてクマ出版《世界推理・探偵傑作シリーズ》は、3冊だけあかね書房版とラインナップが異なる。ポオ『モルグ街の怪事件』、ダシール・ハメット『マルタの鷹』、レスリー・チャータリス『怪紳士暗黒街を行く』が除かれ、代わりに乱歩の少年探偵団シリーズが3冊入っているのである。 江戸川乱歩『少年探偵団』(世界推理・探偵傑作シリーズ13、クマ出版、1986年) 江戸川乱歩『透明怪人』(世界推理・探偵傑作シリーズ14、クマ出版、1986年) 江戸川乱歩『妖怪博士』(世界推理・探偵傑作シリーズ17、クマ出版、1986年) 韓国語タイトルを直訳すると順に『少年探偵団』『透明人間』『妖怪博士』になる。『透明人間』はおそらく『透明怪人』だろう。『少年探偵団』は同題の作品『少年探偵団』である可能性が高いと思うが、必ずしも断言はできない。乱歩の少年少女向け小説の韓国語への翻訳はこの3冊だけだと思われる。 なお、韓国は1987年に万国著作権条約に加盟した。 1999年、テドン出版社から日本の推理小説のアンソロジー『Jミステリ傑作選』(日本推理作家協会・韓国推理作家協会共編、チョン・テウォン訳、全3巻)が刊行されており、その第2巻に乱歩の「防空壕」が収録されている。 「防空壕」(チョン・テウォン(鄭泰原)訳) 【2011年11月18日追加】『Jミステリ傑作選(J미스터리 걸작선)』第2巻、テドン出版社(ソウル)、1999年 21世紀(『江戸川乱歩著書目録』刊行以降) (自著5) 21世紀に刊行された分については、以前に「韓国語に翻訳された日本の探偵作家の作品一覧 」でまとめたが、以下に転載しておく。 タイトル 漢字ハングル混じり表記 原題 訳者 出版社 出版日 음울한 짐승(短編集) 陰鬱한 짐승 陰獣 キム・ムヌン(김문운) 東西文化社(동서문화사) 2003-06-01 외딴섬 악마 외딴섬 悪魔 孤島の鬼 キム・ムヌン(김문운) 東西文化社(동서문화사) 2004-08-01 에도가와 란포 전단편집 1(短編集) 에도가와 란포 全短篇集 1 江戸川乱歩全短篇 1(ちくま文庫) キム・ソヨン(김소영) 図書出版 Do Dream(도서출판두드림) 2008-05-14 에도가와 란포 전단편집 2(短編集) 에도가와 란포 全短篇集 2 江戸川乱歩全短篇 2(ちくま文庫) キム・ウニ(김은희) 図書出版 Do Dream(도서출판두드림) 2009-07-17 에도가와 란포 전단편집 3(短編集) 에도가와 란포 全短篇集 3 江戸川乱歩全短篇 3(ちくま文庫) キム・ウニ(김은희) 図書出版 Do Dream(도서출판두드림) 2008-09-22 2003年の短編集『陰獣』の収録作は、「陰獣」+新潮文庫『江戸川乱歩傑作選』に収録の9短編(bk1)。 2008年~2009年に出た短編集の収録作は、ちくま文庫『江戸川乱歩全短篇』(全3巻)と同じ(bk1:第1巻、第2巻、第3巻)。 『江戸川乱歩全短篇 2』の翻訳本は、日本ミステリの愛好者が集う韓国のWebサイトで2010年に行われたランキングで第15位になった。(2009年に韓国で刊行された日本の広義のミステリ約100冊が対象、以前にまとめたTogetter参照) 一応、乱歩作品を原作とする漫画の翻訳も挙げておく。山田貴敏『少年探偵団』(全3巻)の翻訳が2005年に刊行されている。 日本版:1巻、2巻、3巻 (再刊版) 韓国版:1巻、2巻、3巻 2012年以降 (自著3) 【この節、2014年7月9日に追加】 タイトル 漢字ハングル混じり表記 原題 訳者 出版社 出版日 에도가와 란포 1 스무 개의 얼굴을 가진 괴인 에도가와 란포 1 스무 個의 얼굴을 가진 怪人 怪人二十面相 クォン・ナミ(권남희) ピリョンソ(비룡소) 2012-10-05 괴도 20가면 2 괴도 20가면과 소년 탐정단 怪盗 20仮面 2 怪盗 20仮面과 少年 探偵団 少年探偵団 クォン・ナミ(권남희) ピリョンソ(비룡소) 2012-12-30 괴도 20가면 3 소년 탐정단과 히루타 박사 怪盗 20仮面 3 少年 探偵団과 히루타 博士 妖怪博士 クォン・ナミ(권남희) ピリョンソ(비룡소) 2013-06-10 ※タイトルからのリンク先は韓国のネット書店「アラジン」。出版日はアラジンに記載されているものであり、奥付表示ではない。 《オランウータンクラブ》(오랑우탄 클럽)(2008年9月~、2014年7月現在既刊24巻)という児童向けミステリ叢書の第21巻~第23巻として刊行。ちなみに1~6および11~18は、はやみねかおるの「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズ、7~10はトレイシー・マック&マイケル・シトリンの「シャーロック・ホームズ&イレギュラーズ」シリーズ、19、20、24は米国の作家Gitty Daneshvariの「School of Fear」シリーズ(邦訳なし)。 第1巻では「怪人二十面相」はそれをそのままハングル表記にして「괴인 20면상」となっているが、「怪人(괴인)」や「面相(면상)」が分かりづらいという指摘があったのだろう、第2巻以降では「怪盗二十仮面」(괴도 20가면)となっている。(手近な韓日辞書で調べたところ、「怪人(괴인)」と「面相(면상)」は載っていなかった。「怪盗(괴도)」と「仮面(가면)」は載っている) それぞれのタイトルは直訳すると、『江戸川乱歩 1 二十の顔を持つ怪人』、『怪盗二十仮面 2 怪盗二十仮面と少年探偵団』、『怪盗二十仮面 3 少年探偵団と蛭田博士』。第1巻では少なくとも表紙を見る限り、なぜか「江戸川乱歩」というのがタイトル扱いになっている(ネット書店でも「江戸川乱歩」がタイトルとして登録されている)。第2巻以降は「怪盗二十仮面」というのがタイトルになり、それに副題がつく形式になっている。 それぞれ、ネット書店で一部が読めるようになっている。第3巻の裏表紙見返しでは、第4巻『秘密暗号』、第5巻『青銅仮面』、第6巻『怪盗二十仮面対地獄の魔術王』が近刊とされている。それぞれ、『大金塊』、『青銅の魔人』、『地底の魔術王』(虎の牙)に対応するものと思われる。 乱歩による韓国ミステリ関連文献 江戸川乱歩が韓国(朝鮮)の探偵小説について言及したエッセイ等には以下ものがある。 ※ほかにあったら是非教えてください 「内外近事一束」 (『宝石』1952年9・10月号、pp.304-309)金来成から久々に手紙が来たことに触れ、手紙の内容や、若き日の金来成についての思い出などを記している。 「欧亜二題」 (『読切小説集』1952年11月号(未確認)/江戸川乱歩『子不語随筆』(講談社、1988年)に収録)金来成の近況などを伝える。また、金来成からの伝聞情報で朝鮮の古い裁判物語について紹介している。 『探偵作家クラブ会報』第65号(1952年10月号)・第66号(1952年11月号)乱歩が「海外消息」「海外近事」で金来成の話題を出している。(第67号の無署名記事にも金来成の名前が出てくる) 参考にしたデータについて 韓国国立中央図書館の蔵書データ 韓国国立中央図書館 公式サイト 韓国での江戸川乱歩作品の刊行状況を知るために最初に利用したのは韓国国立中央図書館の蔵書データである。 「江戸川乱歩」のハングル表記は現代では 에도가와 란포 (エドガワ ランポ)が普通だが、かつては 에도가와 란보 (エドガワ ランボ)が使われたこともあったようだ。また、韓国では以前は日本の人物名は漢字表記をしたうえで韓国語読みしていたので、「江戸川乱歩」に関してはその韓国語読みである 강호천란보 (カンホチョルランボ)、강호천난보 (カンホチョン ナンボ)などで検索する必要もある(漢字のままでは検索できない)。もしかしたらほかにも表記のバリエーションがあるかも知れず、見落としがあるかもしれない。 当然ながら、あらゆる書籍が所蔵されているわけではない。上で示したもののうち、以下の2点は韓国国立中央図書館に所蔵されていない。 江戸川乱歩『怪人二十面相』(少年探偵シリーズ1、翻訳:ソン・ミン(손민)、出版:チャンウサ(장우사)、1968年) 江戸川乱歩『世界推理文学全集 7 「陰獣」 / 「孤島の鬼」』(河西出版社、1977年?) 「日本文学翻訳60年書誌目録」(2008年) 윤상인 ほか『일본문학 번역 60년 현황과 분석 1945-2005』(소명출판、2008年、ISBN 9788956263076) - 尹相仁ほか『日本文学翻訳60年 現況と分析』(召命出版、2008年)巻末に、韓国で翻訳出版された日本文学作品の一覧「일본문학 번역 60년 서지 목록(日本文学翻訳60年書誌目録)」が付されている。日本の国立国会図書館で利用できる。 1945年から2005年までに韓国で出版された日本の小説の作者別の目録。ただし、雑誌に訳載されたものについては扱われていない。 いわゆる純文学から推理小説、さらにはライトノベルまであらゆる小説作品を網羅した労作であり、日本文学の韓国での受容を研究する際にはその最初の手掛かりとすべき重要なものだと思うが、各作家に注目してよく見てみると遺漏もかなりある。乱歩に関しては、少なくとも以下の1冊が漏れている。 江戸川乱歩『透明怪人』(世界推理・探偵傑作シリーズ14、クマ出版、1986年) ほかにもざっと見た限りで、《三中堂ミステリ名作》(1978-1981年、全40巻)の横溝正史『蝶々殺人事件』、坂口安吾『不連続殺人事件』、佐野洋『金色の喪章』などが漏れている(以上の3冊は韓国国立中央図書館にも所蔵されている)。もっとも、あらゆる作家に関して万全を期すことなどできないし、いずれにしろこの目録は素晴らしい研究成果だと重ねて記しておく。 乱歩とは直接関係がないが、松本清張に関しては南富鎭(なん ぶじん)氏が「松本清張韓国語翻訳・翻案作品目録」を作成している。南富鎭氏が「日本文学翻訳60年書誌目録」を参考にし、それに多くを補って作成したものである。南富鎭『翻訳の文学 東アジアにおける文化の領域』(世界思想社、2011年6月)に収録されている。 (南富鎭氏作成のリストにも漏れがある。たとえば《三中堂ミステリ名作》の第37巻『世界推理傑作選』(三中堂、1980年)に松本清張の短編「顔」が収録されているが、これはリストから漏れている) 姉妹ページ江戸川乱歩の中国での受容(未公開) 江戸川乱歩の台湾での受容
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リフレッシュメント・ステーション レストラン:Refreshment Station 東京ディズニーシー 名前:リフレッシュメント・ステーション 原題:Refreshment Station オープン:2001年9月4日 所属:ミステリアスアイランド 食べ歩きフードの販売をしているワゴン。マーメイドラグーン側のカルデラの峡谷にある。 ポテトチュロスを提供しており、かつてはギョウザドッグを求めるゲストで行列を成していた。
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【TOP】【←prev】【GAMEBOY ADVANCE】【next→】 SPIDER-MAN ミステリオの脅威 タイトル SPIDER-MAN ミステリオの脅威 スパイダーマン 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGB-P-ASEJ ジャンル アクション 発売元 サクセス 発売日 2002-4-26 価格 4800円(税別) スパイダーマン 関連 Console Game MD SPIDER-MAN SFC スパイダーマン リーサルフォーズ PS SPIDER-MAN SPIDER-MAN 2 ENTER ELECTRO GC SPIDER-MAN ULTIMATE SPIDER-MAN PS2 ULTIMATE SPIDER-MAN Wii スパイダーマン 3 PS3 THE ANAZING SPIDER-MAN 2 Handheld Game GB SPIDER-MAN GBA SPIDER-MAN ミステリオの脅威 NDS ULTIMATE SPIDER-MAN 駿河屋で購入 ゲームボーイアドバンス